夢の始まり
リングアート主催の「2018年8+9〜被爆73年 長崎から〜」に出展した作品。大島で取れた天草を素材に制作。活水高校の美術部の生徒と地元作家の方のサポートで設置できました。絡み合って増殖していくような形態をつくるテングサは柔らかい光を内包してなんとも言えない魅惑に満ちている。テングサによる造形は多様な生命の集合物のようにも見える。海の生命から宇宙へと思いをつなぐイメージにつながればいいのだが。ここ長崎おいて被爆によるおびただしい死を感じるとともにかけがえのない生命の存在に気づかされる。そんな思いがここでの制作の推進力となっている。