浮遊地帯
SPC Summer Session 2017 Kabuto-chou Medicine G4 Vol.2 尾形 勝義 高島 芳幸 田口 みどり 本多 真理子 開催日程2017年6月19日(Mon)~7月1日(Sat) PM12:00~PM7:00 Closed on Sunday
グループ展でインスタレーション「浮遊地帯」を発表。劣化のため解体したベランダの柱材を切断しているうちに発想が生まれた作品。ケバだった切断面がどこかで遭遇した風景に見えた。しかしそれぞれの割れた造形がどこに似ているのか定かではない。もしかしたら、いつか見てみたい、行ってみたい風景なのかも知れない。側面を黒く炭化させたのは闇を内包させたかったからである。光のない闇=宇宙の中にそれぞれの風景を浮遊させたかった。
解体後新たにベランダをつくる時に梁から足を踏み外し2階から落下して肋骨を骨折。作品の割れた部分がなぜか骨折箇所のレントゲン写真に似ている。日常体験に起因して作品の発想が生まれることがある。「浮遊地帯」も骨折の体験が作品につながったのかも知れない。