雲の居場所

 2021年10月1日から11月23日まで、多摩市の遊桜ヶ丘原峰公園で開催されました。タイトルにつかった「雲」は社会にあふれる情報の母体(cloud)を表しているが、その場所はどこにあるのだろう?新型コロナ感染の拡大による自粛生活は人間同士の距離を広げてしまい、自分の存在自体に不安を与える事になった。鉄線を時空に編んでいくことは、その存在を手探る行為でもある。秋が深まる中、編まれた鉄線が錆びていきここに止まる落ち葉と共に大地に還っていく。

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大島からアートを発信!

 大島には美術館がなく、自由に展示できるギャラリーもありません。しかし都会にはない壮大な自然があり、活火山によりつくりだされた光景には誰しも圧倒され、島全体が広大な美術館とも言えます。エネルギーが溢れる大自然の波動と自分が共鳴しながらこれからも作品制作を続けていきたいです。