katsuyoshi ogata
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katsuyoshi ogata

1954年生まれ。25年前大島に移住。

  • 2023年1月19日
  • 2023年1月20日

都市における「線材意識体」〜李禹煥の後に〜

 引き続き展開している「線材意識体」、今年は都市空間でも展開する予定だ。最近李禹煥がアーチ状のアルミ板と自然石の作品を設置した場所に予定作品をスケッチしてみた。来月私の作品がこの場所の隣のエリアに展示される。高層ビルを背景に作品がどのように見えるのか […]

  • 2022年10月17日
  • 2022年10月17日

想念の庭

 今年の春、香川県の塩江にある病院の敷地内で制作。3週間に及ぶレジデンスによる制作で多くの気づきがあった。私は工場労働者のように毎朝出かけ8時間ほどの制作を続けた。病院の医療従事者や患者、近隣の住民と毎日あいさつや言葉を交わしながらの制作であった。日 […]

  • 2022年5月30日
  • 2022年5月30日

想念の庭

 香川県高松市にある塩江病院の庭で長さ17mほどのインスタレーションを展開した。作品越しにバス停があり、日常の風景が流れる。この場での23日間に及ぶ制作は貴重な体験となった。病院従事者や患者をはじめ、道ゆく色々な人生に触れることができた。毎日繰り返さ […]

  • 2021年6月16日
  • 2021年6月16日

アートinはむら展

 COVID-19の感染が広がり昨年中止になった展覧会が復活しました。「Matrix2021〜交差する空間〜」を出展します。コメント:「最近人同士や人とモノの距離の感覚が変質してきている。そんな心境の中で延々と繰り返される鉄線を編む行為は、生滅をくり […]

  • 2021年5月31日
  • 2021年6月1日

Sign(予兆)

 作品表現にこれから起きる事態の予感を見出すことがある。現代美術というカテゴリで活動している作家は常に自分が生きている「今」を表現しているのだと思う。また無意識的に感じ取っている「今」の状況から未来を予測する様な表現に至ることもあるのではないのだろう […]

  • 2021年5月3日
  • 2021年5月16日

ディスタンス

 緊急事態宣言中だが、いつものように生活している。しかし、散歩の時にすれ違う人の目に今まで以上の敵対心を感じることが多い。ソーシャルディスタンスのお題目は人間同士の分断を増長させているように感じる。  今取り組んでいる作品制作では、鉄線をねじる作業を […]

  • 2021年4月20日
  • 2021年4月21日

MATRIX2021マケット展示終了

国際野外の表現展2021小作品展が神保町のartgallery&Legionで4月7日から17日まで開催されました。11名の作家が構想のプレゼンやマケット・小品を発表しました。そこでMATRIX2021 のプレゼンパネルとマケットを出展しまし […]

  • 2020年12月9日
  • 2021年1月9日

立体塗り絵

 最近、施設の二人が楽しく取り組んでいるのが立体塗り絵です。白い画用紙に自由に描いてもらうと、いつも同じような花の絵ばかりです。それはそれでその人独自のものと言えますが、もっと表現を広げる方法がないかと模索しています。平面ではなく流木などに彩色すると […]

  • 2020年12月9日
  • 2021年1月11日

大島でエスキース展

ギャラリーてる小屋と藤井工房での展示が始まっています。オンラインで各作家の作品が発表されていますが、それぞれの制作過程やエスキースが紹介されています。

>大島からアートを発信!

大島からアートを発信!

 大島には美術館がなく、自由に展示できるギャラリーもありません。しかし都会にはない壮大な自然があり、活火山によりつくりだされた光景には誰しも圧倒され、島全体が広大な美術館とも言えます。エネルギーが溢れる大自然の波動と自分が共鳴しながらこれからも作品制作を続けていきたいです。